実機について | 1981年、ナムコから登場したエレメカ。 40個ものランプが付いた長さ4メートルを越えるメインボードと、操作用の小型筐体で構成される。 一種の反射神経ゲームで、コイン(1回10円)を操作用筐体に投入してチャレンジしたい球の速度を選択する。 110km・130km・150kmの3種類のボタンの何れかを押すと、ボード左端に描かれたピッチャーから 右端のバッターボックスに向かって、ボードに設置されたランプが高速で連続点灯する。 タイミングを見計らって操作用筐体のバッティングボタンを押すと、結果に従って右の掲示板に ホームランやヒットなどが表示され、ランプ点灯による演出も入る。
同時期の姉妹作として、ピッチングシミュレーターの「ピッチイン」がある。 |
作品について&戯言 |
見ての通り、非常にシンプルな構造のゲーム筐体です。 コレまで手掛けた作品の中で、最もプラ材の消費が少ない作品と思います。 これだけ単純ながらペーパークラフトにしなかったのは、プラ製に拘る作者の意地であります(笑) メインボードと操作用筐体はパンフレットの写真を見ながら、ウィンドゥズのペイントで手描き。 出来たイラストを印刷して補強用のプラ板に貼り付けて組み立てました。 しかし、ボードに付いている40個ものランプは、透明プラ棒を一個一個輪切りにして接着していたり、 意外と手間をかけています。 更に2014年6月に、ジオラマの画像をレタッチソフトで少し加工しました。 ランプが残光を残しながら高速で点灯している様に見えるかな…?
エレメカから歴史が始まったナムコですが、かなりユニークな構造のエレメカですねぇ。 |